いつも通る歩道橋にて 2
猫「よっ」
私「おう」
猫「太った?」
私「うるさい」
猫「足首そんな無かったっけ?」
私「あんたに言われたくないね」
猫「わたしは幸せ太りだから」
私「どーでもいいわ」
猫「もっとヒールある靴履きなよ、スニーカーばっかり履いてるから足首なくなるんだよ」
私「しつこいね」
猫「野良はしつこくてナンボ」
私「そうなの?」
猫「通りかかった人に可愛いアピールをしつこいほどする、何かくれるまでしつこいほどする」
私「たしかにね」
猫「でもおまえ残ったパンちぎってちょっとしかくれないけどな」
私「最近よく会うけどどうした?」
猫「話かえるにゃ」
私「暇なの?」
猫「会いにきてやってんだよ」
私「え、そうなの」
猫「うそぉ〜」
私「可愛くないやつ」
猫「にゃ♡」
私「可愛くないよ」
猫「にゃー♡」
私「だから可愛くないて」
猫「にゃーにゃー♡」
私「急ににゃーにゃーやめ…」
猫「にゃーにゃーにゃー」
私「え…もしかして…」
猫「にゃーにゃー、にゃーーー」
私「……」
猫「うそぉ〜」
私「やめろ!」